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瀬戸内の魅力を詰め込んだ
口福のフライスナック

瀬戸内の魅力を詰め込んだ<br>口福のフライスナック

SETOUCHI+」の中心を担う「まるか食品株式会社」が生み出した「イカ天瀬戸内れもん味」の活況から早9年。新ライフスタイルブランド立ち上げに伴い、特別感溢れる新商品が誕生しました。その名は「ONO TEN」。尾道の天ぷらをコンセプトに、瀬戸内の美味がギュッと詰まった新しいイカ天&のり天カルチャーが、満を持して発足です。

 

 

広島レモンをイカ天に昇華、珍味メーカーの大ヒット商品



昭和36年に創業した尾道の「まるか食品」は、珍味やスナック類の製造販売を行っている老舗のフライメーカーです。2022年現在、累計販売数2000万食を突破した「イカ天瀬戸内れもん味」は、2013年に発売を開始。瀬戸内を代表するレモンを利かせた斬新な味、そして一口サイズの食べやすさで、大ヒットかつロングセラー商品となりました。

 

 

特筆すべきは「おじさんのおつまみ」という珍味の固定概念をぶち破ったこと。キュートなパッケージに入った爽やかな味は、これまでイカ天を口にしたことのなかった女性層から高い支持を得たのです。

 

 

地域素材との共演を果たしたフライスナックの新境地

次なる一歩へと生み出されたのが「ONO TEN」です。遡ること江戸時代、天ぷらは気軽に食べられるファストフードのような存在でした。その概念を現代に呼び覚まし、尾道の天ぷらをコンセプトに開発。スタイリッシュなパッケージは、広島や瀬戸内で活躍した名だなる武将たちから着想を得て、戦国時代の旗印をイメージしています。

 

 

ONO TEN」のフレーバーは計6つ。サクサク食感を生み出す製造技術はそのままに、新たなシーズニングを加えたといいます。

 

まずは、お馴染みの「瀬戸内れもん味」。酸味や味はそのままに、原料であるレモンを広島の有数レモン産地である瀬戸田産に変更。より尾道に近い、身近な存在として打ち出します。「トマト&バジル味」にも、広島県産のトマトを。過去開発したオリーブ&ビネガー味には、小豆島産のオリーブを用い「小豆島オリーブ&ビネガー味」として、風味に深みを持たせます。そして、新しい柑橘栽培に挑戦する農家を応援したいと尾道産のライムを使った「尾道ライム味」をプラス。近年女性から人気の高いトリュフと、呉市蒲刈町生まれの海人の藻塩を掛け合わせた「トリュフ&瀬戸内塩味」で、珍味業界の最先端を走ります。

特製ボックスには上記の5種類が入っていますが、スピンオフ的イカ天として「イカ天お好み焼ソース味」も誕生。尾道で3代続くお好み焼き店「ぽっぽ屋」さんに監修していただいた、うま味とコクのある広島風お好み焼ソース味に仕上げています。こちらは単品での販売。広島の新お土産アイコンとして、愛される味に仕上がっています。

 

トレンドを分析し新しい味を創出、マーケティングと技術力のタッグ

ONO TEN」の商品企画を担うのは、同社デザイン室室長の松枝修平さん(写真右)、そして商品部部長の杉村智也さん(写真左)です。

 

 

今回の企画開発では「まるか食品」の強みである女性向けマーケティングをさらに強化。また、瀬戸内ライフスタイルブランドを背負うという大きな使命感を持ち、より瀬戸内という地域に根差した食材を起用したといいます。

 

15年前に同社に入社した松枝さんは、その豊かな発想力から数えきれないほどの珍味新フレーバーを過去生み出してきました。前職にて大手デパートの販売促進を担う仕事に就いていたことから、上質なものを嗜好する女性向け商材への理解が深いのも頷けます。

 

杉村さんは、2016年に入社。かつては有名ファストフードチェーン店にて、商品開発業務に就いていたそうです。食品業界における情報収集や分析、メーカーとのコミュニケーション力などのノウハウが、イカ天やノリ天の新開発に強く反映されています。

 

 

もちろん、女性社員の声も積極的に取り入れています。世の中の流行を敏感に察知し、最新の情報を取り入れ、多様なニーズに応えた商品企画に徹する。これこそが「まるか食品」が誇る強みなのです。

 

 

地元の食材にフォーカスし、誰もが幸せになるスナックを

ONO TEN」には、珍味の美味しさを引き立たせるパートナーである、食材の力が欠かせません。杉村さんは、地域食材から見える可能性に着眼しています。

 

「『ONO TEN』シリーズを開発するにあたり、広島産のトマトを扱うメーカーさん、尾道ライムや瀬戸田レモンの農家さんなど、地域の皆さんと初めて連携をとることができました。直接やり取りをして、顔が見える生産者さんの思いを商品にのせています。これをずっと続けていけば、瀬戸内に暮らす皆で地域を盛り上げていく好循環が生まれると強く思っています」

 

 

また松枝さんは、幸福度の高い人々の暮らしを象徴する「北欧」と「瀬戸内」の共通点に注目しています。

 

「心地よいライフスタイルを表し独特の価値観を持つ北欧は、日本で大変な人気がありますよね。僕は、瀬戸内も北欧的なポテンシャルを持っていると思っているんです。瀬戸内は、日本の地中海とも言われている場所です。北欧とテイストは違いますが、瀬戸内という名前がついたら、『かわいらしく、素朴で、あったかい』というブランディングが可能だと思っています」

 

 

端正な箱を開け、包装までも美しい5種類のフレーバーを目にすると、思わず歓声を上げてしまいます。手軽に配れるサイズ感、そしてノーブルなデザインは、心遣いが伝わる手土産やギフトにも喜ばれることでしょう。密かな幸せな時を運んでくれる、瀬戸内メイドのマイベストスナック。「ONO TEN」には、瀬戸内の美意識と美味がぎっしりと詰まっています。

 

 購入はこちら↓

https://setouchi-plus.jp/pages/ono-ten

 

TEXT&PHOTO/大須賀あい

 

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