ここ最近の尾道で、新しいビュースポットと話題になっているのが、「千光寺公園」頂上エリアの新展望台です。65年ぶりに建て替えられた展望台の名は「PEAK(ピーク)」。瀬戸内の島々の眺望を思いきり楽しめる、新名所をご紹介します。
千光寺公園の駐車場から歩いて約5分。2022年3月にリニューアルされた新展望台は、大きくループした螺旋階段が特徴的です。青い空にモダンな建築がよく映えます。
登り階段はとても緩やかなので、小さな子どもやお年寄りまで、無理なく頂上に上がれるのも嬉しいところです。
登りきると、東西に広がる全長64メートルの展望デッキに到着です。海から吹き抜ける風が頬を優しくなぞり、思わず深呼吸。
デッキに立つ位置で、眺望が変化するのも新展望台の特徴です。東側には、尾道大橋を望めます。もちろん、尾道水道を行き交う船もはっきりと。高い位置から見る尾道の風景は、まるでミニチュアな箱庭を覗いているかのよう。絵画的な美しい景色を望めます。
西には、三原市方面、そして向島の造船所のクレーンがよく見えます。
空と海と山、3つのブルーが相重なる美しい尾道の景色です。
新展望台は、千光寺ロープウェイ降り口に直結しているため、ロープウェイ利用後すぐ、開放的な景色が目の前に見れるのも嬉しいポイントです。
また、エレベーターも完備されているので、車椅子やベビーカーでも利用できるバリアフリー仕様。
新展望台への入園は24時間可能です。その景色は季節や時間ごとに姿を変え、何度見ても飽きない美しさで、尾道を訪れる人の心を、これから癒してくれるでしょう。
綺麗な景色というものは人生を豊かにしてくれます。
瀬戸内にはまだまだ、私たちが想像もできないような絶景がたくさん。SETOUCHIを旅して周るスペクタクルを、新しい展望台からスタートしてみる。
尾道から発する新しい旅のカタチが、また1つ。瀬戸内の姿は、まだまだ進化していきそうです。
TEXT&PHOTO/大須賀あい
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