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尾道の名物と出会った、買った
SETOUCHI+バイヤー5選
尾道の名物と出会った、買った<br>SETOUCHI+バイヤー5選

 尾道、福山、三原、大三島。地域の名物を探し、出会い、相談し、仕入れ、販売した2022年。SETOUCHI+のバイヤーとしてビックリして、感動して、買ってしまったアイテムが沢山ありました。新しい尾道の名物を目指し、事業者さんと一緒に楽しくすごした2022年。商品ひとつひとつには作り手の思い、笑顔、技術、アイデアなど魅力がいっぱい詰まっています。今回は改めて事業者と商品の魅力をお伝えします。お正月明け早々、いきなり生活ペースも戻るはずもなくさっそく反省初めの今日この頃(私です)、瀬戸内の様にのんびり読んでいただければ幸いです。

 

 

PROFILE
松枝 修平

大手百貨店で販売促進に長年携わった後、故郷に近い尾道に移住。まるか食品では商品企画を中心に営業、広報、プロモーションなど多岐の業務に走り回る。「SETOUCHI+」では、バイヤーとモデル!を担当。

 

 

 

#1 活版印刷って?カンパネルラって?

 尾道市土堂は旧尾道市街の中心地。坂、路地、寺、階段、猫、いわゆる尾道らしい風情のある地区です。国道2号線から山陽本線の線路をくぐり石段を20段ほど。膝に優しい場所に「活版カンパネルラ」があります。小さなスペースにレトロで素朴で可愛らしい印刷商品が並び、奥は作業場になっています。時たま明るい窓の下を電車が通ります。

 

 

活版印刷って?

個人的に理解したのは活版印刷とはハンコです。一文字、一文字のハンコを文字数だけ並べて印刷します。デジタル印刷に変わる前の印刷技術なのでハンコも1950年頃以前に作られています。文字や図柄に懐かしさや優しさを感じるのは手作業の時代の匂いが残っているからでしょう。いろいろな色味や質感の紙も独特の風合いを表現するのに大切です。スタッフの方は紙にもたいへん詳しいので活版印刷を教えてもらう時間は楽しいひと時でした。

 

 

カンパネルラって?

宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」。主人公ジョバンニは放課後、活版所で活字拾いのアルバイトをしています⁉カンパネルラはジョバンニと一緒に銀河鉄道の旅に出る友人の名前です。

 

 

SETOUCHI+で販売している「尾道のんびりねこセット」はすべて猫が使われています。

尾道と言えば猫ですが、銀河鉄道の夜が映画化された際、登場人物は猫に擬人化されていました。尾道の活版カンパネルラさんにとって猫は大切なモチーフになっています。

 

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#2 人の往来が生む尾道のクラフトビール

 旧尾道市街の長い商店街を東へ向かうと古き良き歓楽街として有名な新開地区があります。お酒と縁深い新開の入口あたりに「尾道ブルワリー」の小さな看板が立っています。すれ違うのもままならない細い通路を左に右に進むと古い蔵を改装した小さなビアバー兼ブルワリーが現れます。

 

 

「尾道ブルワリー」はオーナーの佐々木ご夫妻お二人で仕入れ、醸造、瓶詰め、販売までされています。関東出身のお二人がはるか彼方、尾道で第二の人生をスタートするきっかけは尾道人との偶然の出会いからです。決意ある移住者と受入れる尾道人とのタッグチームで誕生した尾道発のクラフトビールブランドです。

 

 

元来、港町で栄えた尾道は人の往来が盛んで他者を受入れる土壌が整っている町。佐々木ご夫妻に限らず多くの移住者が暮らす人気の町です。

 

 

 私は本業のイカ天の関係で数年前、長野県軽井沢からほど近い「ヤッホーブルーイング」のファクトリーを訪問しました。よなよなエールで有名なクラフトビールの老舗メーカーです。ビールを手作りするブルワーとファンが一緒になって個性豊かな味を愉快に楽しむ、クラフトビールが持つ価値を見せてもらいました。レモンや柑橘など尾道の特産品を使った「尾道ブルワリー」のビールにも、佐々木ご夫妻が人生を愉快に楽しんでいる様子が同様に表現されています。ぜひ一緒に楽しみましょう。

 

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#3 本藍染めを知り、改めて日本に感動。海色空色工房

 渡船で尾道水道を5分ゆられると向島。自転車でゆっくり一周すると約2時間必要な大き目のサイズですので田畑も多くトマトやいちじくなど農産物も盛んに作られています。

のどかな自然にかこまれた島の片隅にちょこんとある「海色空色工房」にも畑があり藍が育てられています。

 

 

 染織作家の梅阪さんにお会いするまで私は藍染めもデニムも同じように捉えていました。伺った日、工房の軒先で干されていた本藍染めのキレイな藍色の布を見て「あれ、デニムのブルーよりずいぶん鮮やかな青だな」。仕事柄つい色に目が行き発色の仕組みに興味がわきます。梅阪さんに伺えば、本藍染めは約1500年前からの染色技術で、日本人ならではの創意と工夫で世界にない高いレベルで完成された技術でした。

 

 

特徴的なのは糸に色素を染み込ませるのではなく、糸を色素でコートするので発色がとても鮮やかで、コートを幾層も重ねることで薄い藍から濃い藍まで色を調節できます。また、色落ちや色移りが非常に少ないのも本藍染めの優れている点です。

 

 

 SETOUCHI+で販売しているのは「本藍染めのランチョンマット」です。かつては武士が縁起を担いで使用し、江戸の庶民は普段の生活に手ぬぐいなどで利用した藍染め。先ずは気軽に伝統的な日本の染め文化を生活に取り入れてみてはいかがですか。

 

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4 デニムの一大産地は福山でした。ROBE DE SETOUCHI

 尾道のとなり広島県と岡山県の県境、福山市は広島県第二の都市で重工業の町。この町が実はデニム生地の生産量日本一と知ったのはSETOUCHI+に関わってから。本業で瀬戸内れもん味イカ天を作った時も国産レモンの生産量日本一が広島県、しかも尾道がその中心地と初めて知りました。

 

 

 「ROBE DE SETOUCHI」の平田さん、ケンカ神輿で有名な地元の「祇園祭り」に命を懸ける熱い男です。真っ黒に日焼けした、いかつい風貌から作り出されるのは真逆の可愛らしいファッション雑貨。ミシンでとことこデニム生地を縫製する姿の違和感といったら。

 

 

 SETOUCHI+のオリジナルデニムエプロンはお互いで細部まで相談して作りました。生地の厚みは着脱が楽にできる軽めをセレクト。ポケットの大きさやマチの形状、スリットの長さ、肩ひもの幅と縫い目の形状など。デニムの色合いもワンウォッシュ加工を施し、色落ちさせ、すぐに着ても使い慣れたような色合いに仕上げました。

 

 

 販促用に着用モデルをしましたが、画像を見た方から「美味しい珈琲をいれてくれそう」とコメントいただきました。カフェのマスターにもおすすめします。

 

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5 広島の「実はNo1」尾道発祥のイカ天 ONOTEN

 国産レモン、福山デニム生地、の他に「実はNo1」がもう一品。乾燥したスルメを天ぷらにした「イカ天」も実は広島県が一大生産地です。全国に10社あるイカ天メーカーの内、9社が広島県にあります。要因はいろいろありますが北前船の寄港地として栄えた尾道では海産物問屋が多数あり、原料のスルメが豊富にあった土地柄。また県内に約2000店舗あると言われる、ご存じお好み焼の人気トッピングとして需要が特に大きい地域であるなど。特に尾道にはメーカー9社のうち5社が集中し、学校給食でも提供されていた人気のお惣菜です。

 

 

 ONOTEN(オノテン)は昔ながらの尾道のイカ天に瀬戸内の特産品をくわえたSETOUCHIスペシャル。フレーバーは瀬戸田レモン、尾道ライム、広島トマト、瀬戸内海塩、小豆島オリーブの5種類。どれも尾道、広島、瀬戸内の名物を使用しており、おつまみとしてもスナックとしても美味しく食べていただける瀬戸内の味です。

 

 

 瀬戸内の地域が育んだ食文化をギュッと詰め合わせた「ONOTEN BOX」。SETOUCHI+では尾道ビールとのビールとおつまみのセットが贈り物や季節のご挨拶に喜ばれています。

 

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TEXT / 松枝 修平

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