「しまなみ灯り菊輪」の人気商品ピールチョコレートが、春仕様にバージョンアップして再登場です。3月末より「SETOUCHI+」にお目見えした「しまなみピールチョコレート早生檸檬」は、早々に完売した「しまなみピールチョコレート完熟檸檬」とほぼ同様のルックスです。
しかし異なるのは使用レモンの収穫時期。季節によって変わるレモンの味や食感、口どけ良いショコラ、瀬戸内の気候と手仕事がもたらす、ついつい手が止まらなくなる病みつきピールチョコレートをご紹介します。
大三島産の自然豊かな実りを、とっておきスイーツに
輸入物が通年でマーケットに出回り旬を感じにくいレモンですが、国内産レモンの旬は10月から3月がピーク。レモン生産量日本一を誇る広島県、そしてその次を走る愛媛県の諸島部では、冬から春にかけ、まるで宝石のように生るレモンの木々がキラキラと輝いています。
「しまなみピールチョコレート早生檸檬」で使われるのは、1月~2月に収穫された、黄色く色づきはじめたばかりのレモンです。同じ柑橘類であるみかんでは、収穫時期により異なる名が付けられていることから、この時期のレモンを早生(わせ)檸檬と独自に命名したのが「菊輪」の佐藤さん。極上のピールチョコレートとして商品化しました。
早生檸檬の一番の特徴は、固めの皮と酸味の強さです。しかし糖度は通年出回るレモンと変わらないため、ジューシーで香り深い、国産レモンの味わいをそのまま感じられます。
「できる限り大三島のものを」という思いから、もちろんレモンの産地は愛媛県大三島。島内屈指の柑橘栽培有名地区である宗像エリアで農家さんが愛情をかけ育てた、ノーワックスのレモンを惜しみなく使用しています。
購入はこちら↓
https://setouchi-plus.jp/products/lemon-peel-choco-wase
味も香りの引き出し方も秀逸、レモンとチョコのハーモニー
一般的な家庭でのピールの作り方とは違い、オリジナル製法で作るのが「菊輪」の真骨頂。大三島の人気フレンチレストラン「フィレール」のシェフや、パティシエにアドバイスを受け、ピール(別名フリュイコンフィ)の本場、パリのショコラトリーさながらの味を完成させました。
細かいレシピはもちろんシークレットですが、シロップとともに皮を煮込む通常のレシピではなく、シロップのみを沸騰させ皮を漬け込みます。シロップの濃度を徐々に上げ、その浸透圧によって中まで糖分を充分にしみこませる浸透圧法を用い、約2週間1日1回シロップ漬けを繰り返す気の遠くなるような工程は、おいしくなるため手間暇を惜しまない「菊輪」のピール愛ゆえ。絞った果汁を惜しみなく使用し、更に風味をアップ。皮を乾燥させ、テンパリングしたチョコレートをコーティングさせるまで、約1ヵ月という長い期間を経て「しまなみピールチョコレート早生檸檬」が出来上がります。
シロップがしっかり染み込んだレモンピールにかけられるのは、フランスが誇るVALRHONA社(ヴァローナ)製のホワイトチョコレート。厚めにしっかりとコーティングされており、ほろ苦いピールと濃厚なチョコレートの味わいが絶妙なバランスで調和しています。
口の中が美味な香りと食感で満たされ、幸せな余韻に包まれる夜のひと時は、ぜひ白ワインや辛口の日本酒とともに。紅茶との相性もよく、穏やかなティータイムがより極上に。
爽やかなレモンと甘いホワイトチョコレートが魅せるマリアージュ、あともう1つと手が伸びてしまう瀬戸内のスペシャルな大人スイーツを、ぜひご体感あれ。
購入はこちら↓
https://setouchi-plus.jp/products/lemon-peel-choco-wase
TEXT/大須賀あい 写真提供/しまなみ灯り 菊輪