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人と未来を繋げる尾道デニムプロジェクト
デニム生まれの人と環境に優しいソックス

人と未来を繋げる尾道デニムプロジェクト <br>デニム生まれの人と環境に優しいソックス

直接肌に触れるものだから、こだわって選びたい靴下。手軽におしゃれアクセントもプラスしてくれる、私たちのファッションに欠かせないアイテムです。今回は、尾道市を含む備後エリアの特産品の有名なデニムを、唯一無二のカタチで販売する「ONOMICHI DENIM SHOP(オノミチデニムショップ)」から、デニムにまつわる靴下をご紹介します。

 

 

デニムを介して人と人を繋ぐ尾道市のデニムショップ

尾道商店街の一画に佇む「ONOMICHI DENIM SHOP」。その名のとおり、店内に一歩足を踏み入れると、ずらりとデニムが並ぶ、圧巻の光景が目に飛び込んできます。

 

 

 

 

ここに並ぶ全デニムが、デニムの名産地として名を馳せる、広島県東部の備後エリアでつくられたもの。江戸時代より綿花の栽培が奨励され、日本三大絣のひとつ、備後絣(びんごがすり)を中心に産業が発達してきた、地場のものづくりが宿るデニム専門店です。

 

 

 

 

デニムの魅力を最大限に感じさせてくれるユニークなプロジェクト発信で、全国から注目を浴びている「ONOMICHI DENIM SHOP」。販売されている商品の、そのほとんどが、ユーズドデニムです。ひとつひとつのデニムをよく見てみると、タグには「柑橘農家、酒屋、主婦、漁師、リペア職人」など、さまざまな職業名が記されています。この不思議なタグが示すのが、同店が取り組む「尾道デニムプロジェクト」です。

 

 

 

 

取材中に、ふとご来店が。同店の近くで100年続く酒屋の4代目、向祐功さんです。向さんも「尾道デニムプロジェクト」に参加する尾道市民のお1人。7年間で、計14本の「酒屋」ラベルデニムを生んだといいます。

 

1年間穿き続け、育てたデニムをお嫁に出すときは、少し寂しく感じます。でも、売れるととっても嬉しいんですよ」

 

 

 

 

同プロジェクトの参加人数は、現在、約90人。参加者には、デニム2本を提供し、1週間穿き込んでもらい、週に1度回収し、専用洗剤で洗濯したもう1本を渡して交換します。このサイクルを1年間続けてできあがるのがショップに並ぶデニムです。職業、人、ライフスタイル、尾道の空気までも宿る、世界に一つとして同じ物が存在しないユーズドデニム。このデニムが媒介者となり、これまで所有してきた人のさまざまな生き方を愛し、受け止め、新しい所有者の人生に優しく寄り添っています。

 

 

 

 

デニム生地から生まれた尾道デザインのアップサイクルソックス

ONOMICHI DENIM SHOP」にて、主力製品のデニム以外で人気を誇るのが、オリジナルの「DENIM SOCKS(デニムソックス)です。

 

 

 

 

生成色の部分は、世界中の名ブランドのデニム生地製造を手がける老舗「篠原テキスタイル」の生産過程から出る、余った糸(残糸)を使用。廃棄されるはずの糸からできた、アップサイクルソックスです。その糸を靴下として仕上げるのは、福山市の編み職人が集う「桒原ニット」。原料となる余ったデニム繊維は細かく裁断され、新たな糸として紡がれます。希少な旧式の編立機を使い、糸をゆっくりと最小限に引っ張り、糸本来が持つ柔らかさそのままの風合いを引き出しています。

 

 

 

 

尾道市の市章をイメージしたオリジナルラインソックスは、全4色展開。左から、NOON/正午 (Green×Blue)NIGHT/(Navy×Yellow)SUNSET/日没 (Orange)CITY/街(Red)。ライン上部は向島、下部が尾道市、その間の細いラインは尾道水道を表現しています。尾道の美しい景色をデザインに落とし込んだ、足元から明るい気持ちになれる配色です。

 

 

 

 

なんといってもその魅力は、デニム生地からできているため丈夫なこと。肉厚に編んでいるのでクッション性に富み、足の疲れを軽減してくれます。見た目の厚さに反し、通気性がよく蒸れにくいので、夏は涼しく、冬は暖かく足元を包んでくれます。履き口は締め付け感がなく、長時間でもストレスなく着用可能です。

 

 

 

 

ライン状の差し色が効く、コーデのワンポイントになるカラーリングも魅力です。スニーカーだけでなく、一点投入でおしゃれ上手になれるスポーツサンダルとの相性も抜群。暑い時期は、靴擦れや、汗のぬめりなどの足元の悩みも解消してくれます。

 

 

 

 

そして絶対に試してもらいたいのが、デニム合わせ。ローカットのスニーカーに合わせ、くしゅっとたるませてルーズに履くと、効かせるソックスコーデの完成です。チラッと見えるカラーラインが、いつものコーデを引き締めてくれます。男女兼用のフリーサイズ(2328cm)なので、家族や友達とお揃いにしても!

 

 

 

 

 

SETOUCHI+」の拠点は広島県尾道市です。「この靴下なら間違いない!」と、ファーストチョイスして頂ける靴下を届けたい想いでセレクトした「ONOMICHI DENIM SHOP(尾道デニムショップ)のラインソックス。普遍的なシルエット、極上の肌触り、地域産業のものづくり技術、デニムと人との共生を軸に生まれた靴下は、普通では実現できない「丈夫さ」と「優しさ」を兼ね揃えています。是非一度試してみてください。きっと、プライス以上の満足が得られるはずです。

 

商品ページはこちらから

 

TEXT&PHOTO/大須賀あい

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